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じわくらKYOTO
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こんにちは、牧原ゆりえです。
スウェーデンで学び、日本で実践したいこと、この春、
京都大原でたっぷりじっくり共有させてもらいます。
ちょっと長いですが、思いを綴りました。
■サステナビリティは、ずっと続けたくなる/
続けられる暮らしをデザインすること。
サステナビリティの本質は、「自然の循環に合わせながら、自分を取り巻くつながりの力を活かし、人間の基本的なニーズを満たす」ことにあります。人間と自然や社会の常識など、何かを我慢するのではなく、折り合いをつけてゆるやかに心地よく暮らすのです。でも、そんな暮らしは一人でつくることはできません。だから、みんなで意見を出し合い、思いを共有し、まず一歩踏み出してみる人が増えたら....。そういう思いを込めて「じわくら」を続けています。
実際、そもそもの話を知り、夢を描き、自分で選び、実際に行動を変え始めると私自身が幸せな気持ちを感じられるようになったから、みんなでやろうよ!とお呼びかけをしたいのです。 サステナビリティは、ずっと続けたくなる/続けられる暮らしをデザインすること。面倒だけど、楽しいプロセスだと思います。
一方、私たちの暮らしの土台である自然環境や社会のつながりは、どんどん劣化しつつあります。一生懸命走っても、ランニングマシーンの上のスピードの方が速かったら私たちは前に進めません。暮らしの質をあげていくためには、
・暮らしの質を上げることに取り組むこと
・やがて暮らしの質を下げることにつながる「自然環境や社会のつながりへの働きかけ」を辞めること
の両方が必要になります。
ちょっと複雑なんです。
そして時代の流れはますます速い今、時間との戦いでもあります。私たちの暮らしの土台を崩していくランニングマシーンのスピードが上がっているよ!のメッセージは、そこここに聞かれていますから。私たちの親世代は「私たちが招いたことかもしれないけれど、当時はそんな知識も情報もなかったし、全然知らなかった」と言える世代だったかもしれません。でも私たちは、「知識も情報もなくて対処しなかった」過去の歴史の上にいて、そして「このままでは取り返しがつかなくなる」という知見がそこここにある時代を生きているのです。
そんな時代を生きる今、もう「こうしたら正解」は見えなくなってしまったし、今から解を作りださなくてはいけないことも多くなってきました。 どこかの誰かが正解を持って現れるのを待つのではなく、自分たちの「これがいいな」に耳を澄ませ、想像力も創造力も知恵もみんな動員して、必要な知識を生み出し、選び、進むしかないなと思います。
■FOR(〜のために)じゃなくてWITH(〜と共に)
でいくための共通言語を学ぼう。
私はそのプロセスを "For" でなくて "With" で進もう!と呼びかけたいと思っています。
今を生きるみんなが当事者として、協働しよう!ということです。
"For" は「誰かのため」と言いながら、当事者抜きで話し合いを大事なことを話して決めてしまうこと。
当事者にしかわからない多様な思いに耳を傾けることなく決められた「みんなのためにこうしよう!」は、新しい問題や諦め、苦しみを生み出してしまう可能性があると感じています。少なくとも私は、自分の意見を求められいないのに「せっかくあなた方のために考えてあげたのに、いうことを聞かないなんて、なんてありがたみがわからない人だ!」なんて態度を取られたら、ものすごくがっかりしてしまいます。
"With"は、私たち一人ひとりがこれからの世代を生きる当事者として「ともに」やっていくこと。一部の人にとって快適なやり方でどんどん進むのではなくて、ちょっと面倒でも、一人ひとりを大切にしながらやっていくこと。それがめぐりめぐって、結果的にみんなのためになっていること。
多様な私たちがともにやっていくには、行く先を語り合うための共通言語を共有することが必要です。そして「さあどうしようか?」って問いかけて、一緒に聴き合い、一緒に話し、一緒に決めて、そしてできることにどんどんくり組みたいのです。
先日、まちぐるみでサステナビリティを目指して進むオランダのまちを訪れる機会がありました。多くのステークホルダーが関わり、対等に話をし、投資をし、まちを作っていくプロセスを聴きながら、何度「共通言語を共有」という言葉を聞いたことでしょうか。
みんなで話すためのコトバをぜひみんなで学んで、たくさん話しましょう。
■京都市大原という器に巡りあって
そんな思いを形にするために、みなさんと時間を過ごすための場所や人をひっくるめた「ステキな器」が必要でした。
今年は、じわくら上毛2017にいらしてくださった鈴木沙代さんの「きっとここがいい」のセンスに導いていただいて、京都市大原にご縁をいただきました。私牧原は、大原は訪れたことがありません。でも、「ここの人たちが、とてもいいんです。ここでやったら、絶対いいと思うんです。」と話してくれた時の沙代さんの感じで、ああここがいいなと思いました。
大原は京都駅から北東にバスで1時間。その昔、仏教修行者が訪れた三千院の近くです。忙しい毎日から少し離れて、いつも考える暇のない「大事なこと」に目を向け、耳を傾けるのにうってつけの場所だと思います。
じわくらには、「私の幸せの話」を考えるのに、自然の話も、社会の話も、経済の話も出てきます。たくさんの通りすぎていくニュースやトピックの形ではなくて、「私たち、今根本的にまずいよ」ということに気づくフレームワークを学んでいきます。なので、どこかの時点で「一体、じゃあどうしたらいいのよ?」という気持ちになり、もやもやする(Grone/Grown Zone!)こともあるかもしれません。でも、それってもしかしたら、いつも感じてるのに気づかないふりしてる「もやもや」かもしれません。目に映るもの、風や水や生き物たち、お互いの声、手触り、匂い、自然の中で顔が見える方に作っていただくお食事。こういう周りの環境の力を借りたら、不都合な話も、でもきっとやっていける私たちの可能性も両方とも話せる気がします。
そうそう。このプログラムのベースはスウェーデンの大学院のプログラムです。
ユネスコ自然保護区にも指定された、世界遺産もどっさりある「わざわざ行かないといけない」ところにある、田舎まちにある大学でした。自然と歴史と、その土地で頑張る人と、そこにわざわざくる人たちが組み合わさると、楽しくないわけないのです。
京都大原の里山で皆さんとお会いできるのを楽しみに準備しています。
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